子供のころ、よく濡れた路面で内臓をぶちまけたヒキガエルの死体に出会った。
雨に濡れたアスファルトの黒に、妙に白い腹を上に向け、大きく開いた口と、 肛門からピンクとペールオレンジの腸が飛び出していた。 あの気持ち悪さを今も覚えている。 そのあと何度も車に轢かれ、乾き、また轢かれ、ミイラの煎餅になり やがて粉になって消え失せる。 そんな死体も最近はめっきり目にしない。
今も雨が降ると、アスファルトの路面を見ながら歩いている。 (2007.2.18)